こんばんは、越谷大家です。
昨日のコラム、かなり具体的に書かせていただきました。
実は、私の購入した物件の一つが、本日紹介する業者の大儲けしているかも知れない物件だったのか?
と後から気付いたからです。
真相は分かりませんし、それでも利益は残るよう厳しく見ても大丈夫だったので、購入したのですが・・・
やはり大家業出て行く出費も多いので、
業者にたんまり儲けさせるというのは危険です・・・
皆様は気をつけましょう!!
という意味で書いております。
そのため、結構気合いが入っているコラムになっております。
出来れば投資される皆さんには一度は読んでいただきたい内容にしております。
以前のコラムも読んでいただけますとより内容が深まります。
皆さんよく耳にする、売主物件と仲介物件、中間省略ってどう違うか分かりますか?〜中間省略編〜
皆さんよく耳にする、売主物件と仲介物件、中間省略ってどう違うか分かりますか?〜売主物件編〜
さて、本題に入っていきたいと思います。
中間省略登記を利用した更なる儲け業者の実態
こんなのバラしたら業者の立場がなくなる・・・
という内容です!(笑)
今回は複雑なので、分かりやすく登場人物、会社から紹介したいと思います。
・売主(個人大家さん)
・業者A(中間省略の会社です。売主物件を購入し、リフォーム・満室にもっていった業者)
・仲介業者B(業者Aより物件を売買するための会社)
・買主
今回はこの4人です。
で、前回同様、業者Aは3,500万円で物件を購入し、500万円のリフォーム、宣伝費を使い、満室にしました。
その物件を買主に売るために、仲介業者Bを経由して売ります。
買主は仲介業者Bを通すので、仲介手数料を仲介業者Bに支払います。
(5,000万円×3%+6万円)×消費税8%=168.48万円
ここで、実は、業者Aと仲介業者Bは実は社長が一緒で経営母体も一緒、会社名だけが違う業者でした。
実質経営母体が一緒なので、
業者A=仲介業者Bの利益は1,000万円の転売利益に168.48万円を足した金額
1,168.48万円となります。
どうでしょう?
こんなに業者Aに利益を払って物件を購入してしまうリスクがあります。
これだから物件を買うときは慎重に慎重に進めなければいけません・・・
1,168.48万円も多く支払うために1,150万円も多く融資を引っ張ってしまうと、
金利がたとえ2%20年だったとしても1,400万円ぐらい支払う金額が増えてしまいます・・・
これを家賃で回収しようとするとどれだけの期間になるのか・・・
物件を購入する際は慎重に慎重に、でも一歩先に踏み出さないと購入できない。
この勇気を出すためにも良いパートナーを見つける必要もありますし、
物件購入のための自分の投資判断を持つ必要もあります。
ただ、そうはいっても物件を逃がさないように思い切り!!も必要となります。
まとめ
中間省略はもしかしたら高値掴みをさせられてしまう可能性がありますので、
気をつけましょう。
仲介物件は売主と直接取引するため、利益を乗っけられる可能性は無くなります。
仲介物件が今回の話しだと良いという風に聞こえるかも知れませんが、
中間省略にも融資を受けやすい状況(リフォーム済、満室経営)にしてくれているので安心感はあります。ただ、高く掴まされないように注意は必要ではあります。
是非、皆様にとって良い投資・大家業ができるような物件が見つかりますよう、祈願しております。